鹿児島のおいしいもの 豚肉
鹿児島県の数々の農畜産物生産量日本一のうち、豚肉もその一つで、中でも黒豚は余りに有名です。
豚肉の売上げが低迷していると聞き、今年の秋の「山神祭り(*注)」は豚肉でやることになりました。
使う豚は「半頭分」、約25kg。その日の献立は、豚骨スープのおでん、チャーシュー、ローストポーク、豚汁、ポークカレー。
数年前ヨーロッパに行ったとき、多種多彩な肉製品、レストランでの不思議な肉料理に驚きました。その中でもすね肉料理は、衝撃的とも言える忘れられない味の体験で、復元してみようとその部位を探しましたが、今のところ手に入りません。地ビールや、ワインと共に忘れがたいものがあります。
しゃぶしゃぶや豚骨料理だけでなく、魚で言う「あら」を含む幅広い部位を使った、まさに豚肉生産日本一の鹿児島ならではの、料理や食文化が編み出されることを願います。
*注 山神祭りは昔からの林業関係者の祭りで、旧暦の「正五九(ショウゴク)」の月、16日に行う決まりから、別名「十六日祭り」とも言います。(佐々木)