10月に入るとハマグリがおいしくなります。吸い物くらいのだし汁を鍋に張り、ハマグリをどんどん放り込みます。煮すぎたらおいしくないので、からが開いたら片端から食べます。ハマグリに堪能したら、同じ鍋で黒豚を戴き、野菜、きのこ、薄あげ。お仕舞におじやで締める。遠来の客がお見えになったときのこれが私の定番料理です。
隣町の錦江町「シーアグジャパン」の肥後隆志社長は世界で初めてハマグリの陸上養殖を成功させました。海中に打ち込んだパイプからあふれる清浄な海水と、二枚貝が大好きな植物プランクトンの自家栽培がカギです。肥後社長の着想と奮闘のおかげで真夏の2ヶ月を除くいつでも、おいしいハマグリが入手できます。
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