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2012年2月23日 (木)

現場リポート 南薩木材加工センター様新工場

 南薩木材加工センターは、南薩地域の森林資源の有効活用と林業振興を図ることを目的とし、川辺地区の二市五町の木材業、森林所有者、市町等が出資して、第三セクター方式による近代的な大型加工施設を整備しました。
 工場の規模や内容は、最新のコンピューター機械設備を備え、これからの時代に対応した木材の総合加工センターとしての役割を果たします。

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(南薩木材加工センター様ホームページより抜粋)

★工事の概要★

 南薩摩のほぼ真ん中、南九州市川辺町に( 株) 南薩木材加工センター様は大規模な木材加工施設を展開されています。
 5月から、この製材工場の増築にあたり、元請けの(有)セイコウ建設様のもと、木造建て方工事を担当いたしました。
 建築面積は、2、426m2。構造用集成材168m3、スギ一般材(製材)が20 m3、いずれも認証かごしま材を使用されました。
 工法としては、ドリフトピンやボルトを使った金物工法と、一部に構造用接着剤を用いたホームコネクター工法で施工しています。
 建物が大規模なこと、部材が大きく大量なことを考慮して、一つの建物を四つのブロックに分けて建てていきました。次の工程の業者さんが、いつでも入って来ていいように、一つ一つのブロックを完全に終わらせてから、次のブロックに行くという流れで、手戻りなくスムーズに進むように作業を心掛けました。
 工事全体としては、既存の建屋であった原木選別機棟を解体した後、基礎工事に続き、私どもの木造建て方が入り、トップライト枠等の鉄骨工事、屋根工事が終わったところです。
 現在は、外壁、内壁、キャットウォークなどの造作工事や石膏ボード貼りが進み、機械基礎工事を行っています。7月末には、建物の検査を終え、引き渡し完了後、8月から機械設置工事に入っていきます。本格的な操業開始は9月になるとのことでした。

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★主任技術者として★
 私が、安全面で特に注意しているのは、木造建て方の主任技術者という立場で指揮しているので、不安全な行動や、設備はないかと、常に気を付けています。そのような作業者、箇所を見つけたら即座に注意、あるいは是正して作業にあたってもらうようにしています。
 今回の工事にあたっては、鳶工事に湊崎組さん、大工工事ヤマケンさんのご協力により、梅雨期に入っていましたが、施工も順調に進み、工期内に終わらせることができました。
 また、安全面にも率先して取り組んでいただき、他の業者さんの模範となるような仕事ができたことに感謝したいと思います。
 (事業部加工建方リーダー山田晃之)

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(発行 平成23年7月20日)