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2009年11月 7日 (土)

日本構造デザイン賞授賞式

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 8月21日、日本構造家倶楽部が主催する、日本構造デザイン賞授賞式が五反田の東京デザインセンターで開催されました。

 第4回を迎える今回は、作品賞として「芦北町地域資源活用総合交流促進施設」(設計:高橋晶子+高橋寛/ワークステーション)が選ばれ、構造家の佐藤淳さんが受賞されました。誠におめでたい出来事であり、かつ施工をした当社にとっても、非常に光栄な「ウッディストのたより創刊号」にふさわしいお知らせであったと思います。

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 残念ながら私は授賞式に参加できませんでしたが、授賞式では佐藤さんの講演が開催され、夕刻行われたレセプションに参加したところ、「山佐木材でなければできなかった!」と、3度もお話し頂いたとのことで、多くの方々から「おっ!山佐木材か!」と声をかけて頂き、感謝感謝の時間を過ごし、レセプション終了後も終電の時間と携帯電話を忘れるほど、蛤を囲んで佐藤さんと焼酎を酌み交わしたのでした。

 さてレセプション会場には、播先生(愛媛県立武道館)、梅澤先生(室戸バーディハウス)、川口先生(姶良体育館)、昨年、日向駅舎で作品賞を受賞された阿蘓さん(姶良体育館)と、以前お世話になった先生方もいらっしゃり、皆様には「お手柔らかに」と心で思いながらも、今後ともよろしくお願いしますとご挨拶させて頂きました。(川口先生からは宿題も頂戴候)

 また松井源吾特別賞には山辺豊彦さん(山辺構造設計事務所)が受賞、山辺さんとは、サミットハウスでお会いして以来、なんと18年ぶりの再会でした。今回は作品賞、そして特別賞と木造が2点も選ばれるという、木材・木造関係者にとっては画期的な授賞式となったのではないでしょうか。著名な設計家の方々に、こうして新たな木造の可能性を開いて頂いたことで、レセプション会場で耳にした「木造もおもしろい!」という新たな時代の幕開けとなるかもしれません。不況がささやかれる今の状況に少し勇気を頂いた思いです。(原田)

※ 受賞式の写真は(株)中田捷夫研究室の鈴木様よりいただきました。

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